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豊後なる「天の香具山」の歌・・・大分県在住・出身のみなさんへ

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 私は、古田武彦氏が提唱する「九州王朝説」を支持しています。
 しかし、妄信しているのではありません。自分自身で正しいと判断するから支持しているのです。

 豊後なる「天の香具山」の歌・・・大分県在住・出身のみなさんへ

 昨日の別府・大分マラソンの記事に続いて、大分県に関わる話です。それは、日本古代史の研究者で元昭和薬科大学教授である古田武彦先生の著書をお読みの方なら、すでにご存知のことだと思います。

 さて、みなさんは、次の万葉集にある舒明天皇の御製とされる歌をご存知でしょう。
「大和には、群山あれど とりよろふ 天の香具山 登り立ち 国見をすれば 国原は 煙立ち立つ 海原は 鷗(かまめ)立ち立つ うまし国そ 蜻蛉(あきづ)島 大和の国は」

この現代訳(中西進著『万葉集 全訳注原文付(一)』47頁、講談社文庫、1978年8月15日発行)は、次のとおりです。
「大和には多くの山があるが、とりわけてりっぱに装(よそお)っている天の香具山、その頂に登って国見をすると、国土には炊煙がしきりに立ち、海上には鷗が翔(かけ)りつづけている。美しい国よ、蜻蛉島大和の国は。」

 しかし、古田武彦氏は、大和(奈良県)で、海原(海)が見えるのか? 鴎がいるのか? と疑問とされ、この歌は、大和ではなく現在の大分県別府市あたりで歌われたものであり、さらに、「天の香具山」とは、大分県の方なら慣れ親しむ鶴見岳と考えておられます。

 まず、①「とりよろふ」とは、「とりわけてりっぱに装っている」という意味ですが、香具山は、他の畝傍山や耳成山と比べてそれほどりっぱな山なのか? 
 ②歌の最初の「大和」の原文は、「山常」ですが、これは「やまね」と呼ぶべきではないのか? 
 ③歌の最後の「大和」の原文は、「八間跡」ですが、これは、「はまと(浜跡)」と読むべきではないのか? 
 ④「蜻蛉(あきづしま)島」は、国東半島にある安岐という地名がありますが、「安岐津島」ではないのか? 
 ⑤「国原は 煙立ち立つ」の「煙」は、「民のかまどの煙」と理解されているが、温泉の湯が溝に流され、それが冷たい外気に触れて「煙」となって立ち登ったものではないのか?
 ⑥「天の香具山」の「天」は、「別府湾を含む豊後国(大分県)の古名が『安萬(あま)』であることは知られている。「和名抄」に出ている。」ように豊後国を指すのではないのか?

 それでは、古田武彦著『古代史の十字路 万葉批判』72頁(東洋書林、2001年4月20日発行)から転記します。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4887214987.html

「天の香具山」の歌(巻一・二)
 山根(やまね)には 群山(むらやま)あれど とりよろふ 天(あま)の香具山 登り立ち 国見をすれば 国原(くにはら)は 煙(けぶり)立ち立つ 海原(うなはら)は 鷗(かまめ)立ちたつ
 うまし国そ 蜻蛉島(あきづしま) 浜跡(はまと)の国は

<原文>(元暦校本)
 山常庭 村山有等 取与呂布 天乃香具山 騰立 國見乎為者 國原波 煙立龍 海原波 加万目立多都 怜忄可國曾 蜻嶋 八間跡能國者

(注:忄と可とは、一字です。)

<現代語訳>
 山並みには多くの山々が群がっているけれど、なかでも一番目立ち、ととのっているのは、天の香具山だ。登りたって、国見をすると、国原には煙が一面に立ち上り、海原には一面に鷗が飛び立っている。
 すばらしい国だ。安岐津(あきつ)の島の この浜跡(はまと)の国は。

<注>
(1)「蜻嶋(あきづしま)」は安岐津島。安岐(地名)は国東(さき)半島にあり、別府湾の北端部。関門海峡側から見て、別府湾の入口に当る。現在、大分空港近く。「安岐津」は別府湾をさす。
(2)「八間跡」は「はまと(浜跡)」。別府湾岸の右隅に「浜脇(“浜湧き”か)温泉」がある。(現在、浜脇区)
(3)この浜脇区の奥(山ぞいの地)に「登り立(のぼりたて)」の字(あざ)地名が残されている。

 (参考)
 「天香具山 登り立ち 国見をすれば」
http://www.furutasigaku.jp/jfuruta/jbeppu/jbeppu.html
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